E-girlsのライブに参戦する前にアルバム「EG11」を予習するの巻 Disc 1編
E-girlsは今、新体制となって初のライブツアー「E.G.11」の真っただ中です。
今回のツアーのテーマは「スポーツ」。11人であることの意義を知ってもらえるように、スポーツのようにファンの皆に勇気を与えられるように、そしてファンの皆と一緒になって楽しめるように、というメンバーの願いが盛り込まれているとのこと。
このたび私も参戦することが決定しまして、今からわくわくしております。
しかしながら私、ライブに行った回数自体はそれほど多くありません。
最初に行ったライブは秦基博さんの「青の光景」、その後は大本命EXILE THE SECONDのライブに2年連続で(各ツアー1公演ずつ)。計3公演。まして女性アーティストのライブに行くのは初めてで、男性アーティストのライブと勝手が違うのかどうかもよくわかっておりません。
つまりはまだまだライブ初心者。そこでとりあえず、5月23日に発売された同タイトルのアルバム「E.G.11」をじっくりおさらいして、ライブに備えようと思います。素敵な曲がたくさん詰め込まれているので、少しずつ紹介していきます。Disc1もDisc2も紹介したいので、また分けます。
Disc 1
Disc1には、新体制となってからのシングル曲、カップリング曲、そして新曲3曲が収録されています。順に追っていきましょう。紹介文の量に偏りがありますがご勘弁を。
#1 Show Time
E-girls / Show Time (Music Video) ~歌詞有り~
本作のリード曲として、歌番組でもたびたびパフォーマンスされています。今はやり(?)のラテンミュージックに乗せ、メンバーがこれでもかと踊っています。新生E-girlsとしては「最も踊っている曲」かもしれません。攻撃的で色気も含んだ大人っぽい楽曲です。
ところで、この曲はサビ以外のほとんどをラップが占めていますが、テンポよく韻を踏む従来のラップスタイルではなく、「ラップのスタイルをとった歌」と表現した方が正しいかと。
そんな少し違和感のあるパートを難なく歌いこなしてしまうのが、ラップ回しが爆イケな夏恋ちゃん。
普段は小悪魔的な艶のある歌声ですが、ラップのときは攻撃的で、ぐんとイケメン度が上がります。柚那ちゃんもラップになると大人びた声になって、とても相性がいい。そしてそこに寄り添うように重なる鷲尾ちゃんの歌声。こちらも普段より低いトーンで大人っぽいですね。
あとはぜひMVで、鷲尾ちゃんのダンスの成長具合を見届けてください。過去1踊れてます。頑張ってます。
#2 Love☆Queen
新体制となって初のシングル。第2のデビューシングルとも言えますね。
E-girlsならではのポップさも出しつつ、きらびやかなサウンドとキュートながらキレのあるダンスが魅力です。
こちらのラップパートも歌に近いスタイルですが、夏恋ちゃんのスキルで違和感が中和されています。
サビ終わりのLOVEポーズはいまだにどっちがLでどっちがVか迷いますが(右がL、左がV)、ライブで間違えないようにしないと(笑)
#3 北風と太陽
E-girls / 北風と太陽 (Music Video) ~歌詞有り~
11人体制のセカンドシングル。 広大な自然の中で力いっぱい踊るメンバーに勇気をもらえます。
歌詞は童話「北風と太陽」になぞらえ…ているかと思いきや「冷たい北風に耐えている人を、太陽のように照らせたら」というコンセプトのようです。メンバーの葛藤しているような表情も随所に見られます。
また、前作「Love☆Queen」に続き、柚那ちゃんのパート割めちゃくちゃよくわかってる(真顔)。ここで柚那ちゃんの突き抜けるような声が欲しい!というところにスパーンと入ってくる。とてもよい(真顔)。
ときに力強く、ときにそっと背中を押してくれる良曲です。
#4 Keep on
新曲その2です。これからライブが始まるんだな…!とわくわくするようなキャッチ―なメロディーです。思わず踊りだしたくなる。
対して歌詞は、少し小悪魔的で強気なイメージ。E-girlsとしての盛り上げ曲である反面、意中の彼に積極的にアプローチしている女の子が主人公の歌でもあるんじゃないでしょうか。
キャッチーな割に全体的にキーが高くて、改めて彼女たちの歌唱力の高さを思い知らされる楽曲です。ライブの中盤くらいで歌っててほしい。
#5 DYNAMITE GIRL
初めて聴いたとき、イントロのギターリフでぐっと心を掴まれました。「孤高の強い女の子」のイメージがあります。カップリングでありながら、洋画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」の日本語版主題歌でもあります。
ロックテイストかと思いきや、しっかり踊れる感じの曲です。ライブで観るのが一番楽しみな曲。何よりHappinessのMIYUUちゃん振付らしいので、楽しみもひとしおです。私EGfamilyの中でMIYUUちゃんのダンスが一番好きなので。早くHappinessとして踊ってるところも見たい…(余談)
ところで、この曲で一番好きなのがサビ終わりの「Let's fight」の部分。全部で3つあるこのパートは、ボーカルが1人ずつ担当しています(1サビ:鷲尾、2サビ:柚那、大サビ:夏恋)。3者3様のかっこよさがあってどれも好きですが、やはり大サビに夏恋ちゃんを当ててきた歌割担当の方に菓子折り贈りたい。3人の歌い方を聴き比べるのも楽しいのでおすすめです。
#6 What I Want is
可愛らしい女性ポップシンガーが歌っている洋楽みたいな曲調。とてもノリやすい。
ありきたりな幸せが欲しいのに、気取って見当違いな夢や幸せをくれる彼に「違うそうじゃない!全然わかってない!」と不満が隠せない女の子の歌です。こちらも盛り上げ曲の予感。
#7 ひとひら
切ない曲調でありながら、実は互いに強く惹かれあう2人が描かれたラブソング。読めば読むほど何通りもの解釈ができる物語性のある歌詞ですが、
抑え込んでた いとしい気持ち今夜 熱く 全部全部伝えたい
ためらわないで 戸惑わないわ いつだって私奪いに来てお願い
など、好き同士でありながら結局結ばれず、もしかしたら彼女に、あるいは両方にすでに相手がいて、だけど結局どうしようもなく惹かれている。そんな印象を受けます。だいぶオブラートに包んでます。(笑)
もしかしたら改めて解釈を垂れ流すこともあるかも。ちなみに私の推し・楓ちゃんのイチオシ曲らしいです。
#8 あいしてると言ってよかった
E-girls / あいしてると言ってよかった (Music Video) ~歌詞有り~
リリース当時はFlowerっぽいだとか、演技のシーンが多いなど賛否両論ある印象でしたが、個人的にはHappinessメンバーがしっとり踊っているのが新鮮でつい見入ってしまいました。
MVのメインは夏恋ちゃんです。存在がフォトジェニック。可愛い。
そして夏恋ちゃんの泣く演技ってララちゃん*1のときからどうにも引き込まれてしまって…
このMVは演技とパフォーマンスが6:4くらいの割合でしょうか。石井杏奈ちゃんや乃々華ちゃん、のんちゃん、ツインタワーなど演技経験のあるメンバーがそれぞれのシーンを演じています。自分を受け入れ肯定する「あいしてる」、大好きな友達に伝える「あいしてる」、片思いの相手に伝える「あいしてる」、なかなか伝えられない「あいしてる」。いろんな形の「あいしてる」が詰まった曲。
#9 Pain,pain
E-girls / Pain, pain (Music Video) ~歌詞有り~
ドラマ「きみが心に棲みついた」の主題歌にもなっているシングル。
MVもきれいですが、個人的には案外ガシガシ踊ってる歌番組などでのパフォーマンスの方が好きです。歌い出しのフォーメーションで先頭のユリノちゃんがまたかっこいい。泣く子もダンスで黙らせる感じ。
歌詞は原作漫画およびドラマの主人公をそのまま歌詞に起こしたよう。作詞担当の小竹氏は歌詞よりも小説を書いているような印象なので、人物像や世界観がはっきりしたものに寄り添うように書くのに長けていらっしゃるのではないかと(例:Flower「たいようの哀悼歌」)。
また、A、Bメロとサビとでガラッと印象が変わる曲でもあります。
#10 LOVE
#6「What I Want Is」と少し共通する、男女の可愛らしい食い違いが描かれています。自分は愛が大事だけど、あなたはどうなの?という感じ。煮え切らない奔放な男の子に女の子が振り回されている印象を受けます。
曲調はキュートだけどHIP HOPテイストですね。サビ後の「ラララ」を合唱したい。
#11 Tomorrow will be a good day
明るくアップテンポな曲調ですが、好きな人との別れを経験したけれど「明日はきっといい日だ」と前を向こうとしている女の子の姿が描かれています。はじめは飛ばして聴いていましたが(すいません)、改めて聴いてみるととても元気をもらえます。
#12 Run With You
疾走感のある曲調、爽やかなメロディーが耳に残ります。第一生命「Run With You」プロジェクトのテーマソングであり、ランナーたちの応援歌です。いい意味でアニメのタイアップっぽい。離れていても一緒に走ってくれているような、あるいは追い風のように背中を押してくれるような、勇気をもらえる曲です。ランニングによさそう(適当)
#13 Just a little
新曲その3。今までのE-girlsのポップでキュートなイメージそのままで聴ける曲。THE・E-girls。曲調はどことなく「JUST IN LOVE」をほうふつとさせる。どちらも初々しい女の子が主人公です。可愛らしいパフォーマンスに期待高まる。
#14 Piece of your heart
Aメロ、Bメロ、サビと曲調が目まぐるしく変わる曲です。主人公の女の子の気持ちに合わせて変化しているような印象。
Aメロでは「恋人と別れたけど、案外前向けてるじゃん、ゆっくり思い出に変えてこう」と明るく振る舞っていますが、Bメロでは
本当はCan't stop thinkin' bout you
なんですよね。やっぱり元恋人のことが忘れられない。ぜんぜんあーたまから離れなーい♪ですね(先輩の曲)。Bメロにきてガラッと曲調が変わるのが好きです。
作詞は安心と信頼の実績・岡田マリアさん。GENERATIONS初期から2ndアルバム「GENERATION EX」のラブソングを数多く作詞している方です。E-girlsにもこれまで「CANDY SMILE」をはじめとしたわくわくするような曲の作詞を担当しています。プリーズカムバック。
#15 Making Life!
これはタオル曲だな、というのが初めて聴いたときの感想。屋外の会場で汗だくになりながらタオル振りたい。e-maのど飴のCMタイアップにもなってます。爽やかでポジティブ、夏フェスでも重宝されそうな一曲なので、関係各位の皆様どうぞよろしくお願いします(?)
#16 Y.M.C.A(E-girls version)
先日熱弁したので割愛。
#17 Smile for me
この曲を最後に持ってきた意味を考えると、ぐっときてしまいます。
実は、さいたまスーパーアリーナで行われた19人体制最後のライブ「E.G. EVOLUTION」、2daysのうち2日目の公演にライブビューイングで参戦したのですが、その本編ラストの曲がこれでした。
歌い出しでもある
限られて 短いから この時間は宝物
というのは、ライブという空間、時間のことを指しているのでしょう。大きくくくると、1人1人の人生も表しているのかも。しかし、その時の私には、この歌が彼女たちの活動自体が”限られて””短い”ということなのではないかと思えてなりませんでした。
今、ガールズグループは男性グループに比べていわゆる”現役”で歌って踊る期間が短いと感じています(Perfumeちゃんは異例)。実際にE-girlsを卒業したメンバーでも、ソロシンガーに転向したり、お芝居に挑戦したり、振付師やフォトグラファーとして裏方に携わったり、さまざまなジャンルでがんばっています。いつの間にかフェードアウトしていたメンバーもいれば、惜しまれながら去っていったメンバーもいる。どのグループにも言えることですが、本当に何が起こるかわからない。だからこそ、今この瞬間を見ておかないとなと思ったのでした。
ライブ本編は、8人が抜けた後の11人体制で幕を下ろしました。直後にこの曲を聴くのは正直胸が苦しかった。けれども同時に、これから11人で頑張っていこうという彼女たちの気持ちも伝わって、変わらず応援していこうと決めたのもこの時でした。大げさかもしれないけれど、離れかけていた心をつなぎとめてくれた曲です。
ひとまずまとめ
半分以上は自分の気持ちを整理するための備忘録のような感じでしたが、ここまでお付き合いしてくださった皆様、ありがとうございます。正直、Disc 2編まで気力が持つか微妙なところです。気が向いたときにでも書こう。
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*1:HiGH&LOWシリーズの「RUDE BOYS」リーダー・スモーキーの血のつながらない妹